訪問診療への想い
住み慣れた場所で生活を送れる
「住み慣れた場所で自分らしく生活を送れる」を理念に掲げています。
病院では基本的には「病気」に対する治療が中心となります。
在宅でも治療は行いますが、主眼は病気を抱えながらの「生活」をどう支えていくのかという点になります。
当院では軸を「病気」から「生活」へシフトし、患者様の自分らしい生き方を支えていきます。もちろん様々な理由で、ご自宅での療養が困難になってくることもあります。
その場合は病院での療養も選択肢に挙がってきます。その時の状況に応じて、臨機応変に対応できるよう事前にご本人、ご家族とよく相談させたいただきます。
2030年には、約47万人の看取り難民が発生するといわれている社会課題に対して、質の高い在宅診療サービスをお届けすることで「最期まで自分らしく生きる」ことをお手伝いさせていただきます。

訪問診療とは

医師が定期的に診察に伺う「訪問診療」と、体の具合が悪くなった患者さまの求めに応じて訪問する「往診」とがあります。
訪問診療
患者さまの状態に基づき、診療計画を立てて定期的に訪問し、医療的管理を行います。訪問診療の頻度は、患者さまの状態により異なりますが、1~2週間に一度が目安です。
往診
体の具合が悪くなったり、症状が急変したりした際に患者さまの求めに応じて訪問し、診療を行うのが往診です。
在宅医療は、「訪問診療」と「往診」を組み合わせながら、24時間365日、ご自宅での療養生活を支えていきます。
さらに、地域のケアマネジャーや訪問看護、訪問介護、訪問リハビリなどの介護サービスと連携しチームを組んでご自宅での生活を支援いたします。
もちろん在宅医療を利用しながら、病院での専門的な治療や検査を受けることも可能です。
また入院が必要となった場合は、地域の病院と連絡を取り、入院先の手配・調整を行います。